【練習メニュー】
-
音作り
-
「STICK CONTROL」よりp.34~p.37
この項は「Flam Triplets and Dotted Notes」。
ここでは、
- 三連符
- 付点八分音符+16分音符
- 八分音符
この3つのリズムにフラムが付いたパターンを集中的に練習する。
フラムがあることで、手順がけっこう複雑になっているのが分かると思う。
更に、三連符には3つの手順がある。
フラムアクセント(交互)、スイスアーミートリプレット(ダブルストロークが重なる)、一拍ずつ交互。
各々に利点があるが、ここではどれも均等に演奏できるように取り組みたい。
特にスイスアーミートリプレットは速くなりやすいので注意が必要だ。
No.7の注釈に大事なことが書いてある。p.34の下部だ。
「三連符」と「付点八分音符+16分音符」の組み合わせでは、16分音符が三連符のようになってしまわないように。
この組み合わせが曖昧になってしまうと、音楽の性格そのものが変わってしまう。
例えば、スウィングする時には両方とも三連符にする(テンポによるが)。
逆に、譜面通りのケースだと、ブルックナーの第六交響曲のような音楽で使われる。
このくらい違う。
あと有名なところだと、ジブリ作品の「さんぽ」という曲があって、スネアのパターンがこれ。装飾が入んなくて誰もが苦戦する難関だ。散歩どころではない。
で、この注釈が重要なわけなんだけど、如何にして三連符からの変化を見せるか。
いくつか方法はあって、ひとつは16分音符→三連符の間で変化するのを意識すること。
正しく演奏できていれば、ここで「タラッ」という感じの音型が聴こえるはずだ。
そしてもうひとつ。「16分音符をきちんと4つ数える」。
カウントを速くする手法だ。その気になれば意外と数えられる。
他にもトレーニング方法はある。ただ大切なのは、選んだ方法をひたすらやってみること。
この項の後半は単純に手順が逆転したパターンになってる。大方の教則本では省略するところだが、こういうとこからも、とにかく全部やりなさいというメッセージを感じるのだ。