近所のアマオケに入った話

タイトルのとおり近所のオーケストラに入団した。

近所の、ということで大げさな話でもないんだけど、入るまでになんだかんだ色々あったので書いておこうと思って書いてる。

参加している団体を再考した

団体を探し始めたのは一年前くらい。探しながら、この一年で演奏してきた団体は大きく分けると3種類になる。

  1. 都度メンバーを集めるタイプ
  2. 団員として所属するタイプ
  3. 企画、エキストラで一回限りの参加

1.は毎回メンバー集めをするタイプ。10年くらい前に増えてきて、割と今では多いタイプなんではないか。

ここは大学を出てからずっと続けてきてはいたのだが、その性格上活動が安定せず、ここだけに注力していると乗り番が無い時期が空いてしまうということがあった。

実態的にもメンバーが固定化してきたので、あんまりメリットないなあ、コロナ禍で演奏できるか分からないし、と感じ始めていたところ。

2.は入団をして参加するタイプ。所属していた団体がひとつ。ここには立ち上げの演奏会から参加していた。初めから参加する、というのをやってみたかったので入ったかたちになる。

立ち上げから参加して初めは結構がんばって(合宿とか行った)、一緒に演奏したメンバーとは縁が続いているので感謝しているんだけど、話が進むにつれ活動が自分が経験していきたいことと違ってきてしまった。そりゃそうだ、そういう動機ではないもの、なんだけど、結果「次は乗れないです」という形で離れることに。

離れたのは円満だったものの、あとでちょっとお金のこと、人事のことで揉めたりがあった。これはたまに起こることではあるが、解決に向かわなかったっていうので、基盤が怪しいと今後も期待できないなあ、と思って距離を置いてる。

3.は一回限りのやつ。エキストラは東京五輪関連の話があったけど思い切り流れた。企画的なやつはひとつ乗った。邦人作品で声楽も入るタイプの曲をやる!って企画。

邦人作品では全部ティンパニを演奏させてもらって、5台いるし音替えもあるし、ずっと何かやってて楽しい演奏だった。ちょうどこの時期オケの出番がなかったので楽器に触れられてよかったと思う。ただ、飲み会とかあったらもっと仲良くなれたかな、というのはあるけど。この類は気が向いたら参加する感じなので、続けるというものではなくて、私は日々練習していたかった。家にいるし。

 

これは時系列じゃないんだけど、こういう感じで、どこも続けていけそうじゃない気持ちがあった。それで新しい団体を探しはじめた。

どこに参加しよう

探すにあたって色々考えた。まず、声楽とか舞台系の演奏をしてみたい。

オペラには数回参加したことがあったものの、団体に予算が無く練習にあまり参加できず、かじった程度になってしまった。作品は好きだし、オーケストラピットに入るのに憧れがある。エキストラでなければ練習にしっかり参加できるんじゃないか。声楽、というか第九は定期的に演奏したいしなあ。

それから、地域と関わりのある団体がいいな、と思った。今までいわゆるジプシーオケ、練習場所が変わるタイプの団体が多かったんだけど、練習していく上で同じ練習場所で定点観測したいという思いがあった。大学の部活ではそれができていたのだが、卒業してからは会場Aでは響かなくて、会場Bだと今日はよかった、みたいなことを繰り返して、それはいい経験になったが、結局どうなんだという。最終的に本番当日のステリハで揉めたりする。

その点地域が決まっていれば仮にずっと響かなかったとしても、本番ではみんな同じ対応をすればいい。活動が安定する。安定したところは結局強いと思う。こんな時代では特に。

また、地域出身の演奏家が参加してくれたりすることも心強い。故郷に錦を飾るぜ、みたいな。そういうのってお客さんも入るし、気分のいい演奏会になる期待が持てる。縁が無ければ一緒に演奏できないようなソリストなんかも来たりするのは大きな魅力だ。

どうやって探そう

まずはみんな見てるやつ。オケ専。

okesen.snacle.jp

だいたいここに乗ってる。あとは、コンサートスクエア。

www.concertsquare.jp

片方にしか載っていないのもあってどっちかを見て応募したオケもいくつかあった。

どちらにも載っていなくて、公式HPでしか募集をしていない団体もあるので、団体一覧なんかも見ておくと便利だろう。

あとは友人に聞いたりした。SNSだと楽しそうに見えるんだよね…知り合いがいると話が早いし。

オーディションに応募…?

そうやって調べて、一個応募してみた。友人が乗ってて、募集もかけてたところ。

オーディションがある、というので問い合わせをした。2月くらいかな?公式HPを経由して応募したんだけど。

 

なんか間が空いて、4月後半に返信が来た。コロナ禍で、オーディションは7月頃になる旨。まあ仕方ないから、待とうということで。

で、6月末に連絡をしたものの、返事が来ない。来週来てくださいとかだったら困るな…と思いつつ待ったが、結局9月になり、そのオケの演奏会の日になってしまった。

友人が乗ってることもあり、聴きに行ってまあいい演奏だったんだけど、全員エキストラという状況。これは仕方ないが、問い合わせの返事は来ず。。ちょっとこの時期に返事ないのはちょっとな…と思い、忘れることに。

正直なところオーディションに通ってみたかったという気持ちがあった。でもなあ、連絡取れないのはないな。アマチュア同士の話だし。忘れよう。

地域のオケにお問い合わせ、演奏会を聴きに行く

そんなことがあって、地域のオーケストラに問い合わせをした。前々から気になっていたんだけど、コロナ禍で演奏会が流れて聴きにいくこと叶わず。ただ打楽器の募集があって、近所で演奏出来たら楽しいな、と思って応募してみた。

ここはオーディションとかは無いが、長く演奏されている方が揃っているので、まずは演奏会に行ってご相談の上検討、という運びになった。演奏会は9月。時節的に編成の小さい曲を演奏するらしい。演奏会を聴きに行った。

定期は普段、地域のホールで開催しているのだが改修中で、区外のホールで行われた演奏会。モーツァルトの「ジュピター」とメンデルスゾーンのVn協奏曲というプログラムで、小さ目な編成であった。でも普通に聴きに行って楽しいプログラムだ。

チケットは電子チケットであったが、受付には人がいて応対をされていた。そこでなんと奇跡の再会。中学時代の音楽の先生がいた。プログラムとかを読むと、どうやら運営のトップでバリバリ活躍されているらしい。。こんなことって起こらないし、演奏も良かった。真っ当に取り組まれている感じの演奏で、ぜひ入らせてください、という運びとなった。

お試し期間を経て入団へ

で、次の演奏会から参加させていただくことに。初めは自己紹介を兼ねて飲み会をして、色々と説明してもらった。

通常は一年くらいエキストラで参加してから入団を検討する流れらしい。それで大丈夫?となったんだけど、こちらは家にいて練習ばっかりしているので即OK、演奏会に参加を決めた。

初めの演奏会はせっかくのオペラシティなのでサン・サーンスの「オルガン付き」がメイン、あんまり出番の多くないパーカッションを担当。エキストラには顧問の在京オケOBの先生が来ます。ってなんか凄いな。。こんな経験させてもらっていいんだろうか?ぜひ乗りたいです、という感じ。練習も場所が決まってて、そこに楽器があるから運搬の手間は無い。メンバーも揃っていて後は練習するだけ。こんな環境が近所にあったんだ…しかも連絡とか早いし、なんと快適な事か。

演奏会は気持ちよく開催され、自分なりにしっかり楽しめたと思う。楽器を練習場所に戻す車の中で、入団に関するお話があった。来年の演奏会はブラームスの「ドイツレクイエム」が決まっていてしばらく降り番になる、その前に入団してはどうか、という前倒しの打診だった。

参加の感じをそれなりに評価してもらったんだと思う。あと、私の年代って結構求められていて、ちょっと経験があってまだ先があるっていう。でも周囲は色んな要因で楽器を続けられていないので、珍しい人材ということになりお互いの要求がマッチしたということだろう。

私はその場で「入ります」と返事をした。

入団届とか出して今にいたる

じゃ、そういうことで、となって諸々の手続きへ。入団届はメールで送付した。あと、次の乗り番を決めましょうということで、譜面なども。乗り番は演奏委員会の承認をもって決定されるらしい。一見怖いが変な話にはならないだろうし、会議までに決まるし、ある種の保証にはなるから会議で決まることは良いと思う。人もちゃんとしているとそういうことができるのだと思う。

 

このようにして近所のアマオケに入った。次の演奏会は4月。その次は10月にバレエの本番。安定して活動できるようになって、自分も成長していきたいなと思っている。