ぽんぽこ日記

演奏会とか打楽器のことなどを書いてます

シーズン2回目はシブめの選曲

(2020/9/2)*1

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第3番ハ短調
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)

フェリックス・メンデルスゾーン
交響曲第1番ハ短調

シーズン2回目にして、このシブい選曲…。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中で唯一短調で書かれた第3番に、メンデルスゾーンの交響曲で唯一副題を持たない第1番。
どちらも勉強不足なのかあんまり聴いたことが無く、興味深いプログラムだ。私はよく知らない曲をコンサートで聴くのがけっこう好きだ。

ピアノ協奏曲のソリスト、ダニール・トリフォノフ。すげえダンディーな写真だな、と思ったけどまだ20代なんだそうだ(調べた)。
調べてて見つけてしまったのがWikipedia。

ja.wikipedia.org

この写真。少年じゃねーか。これが8年前。少年は大人になった。

そんなシブい演奏会。
ピアノ協奏曲は端整な演奏。ひとつひとつのフレーズの分離がよく際立って聴こえる。開幕演奏会の時にも近い感想を持ったので、今の削減された編成だと有効なやり方なのかもしれない。
メンデルスゾーンは、たぶん初めて聴いたんだけど、楽想が目まぐるしく変わって活発に動く曲だった。リズムの激しい部分と緩徐楽章の深淵の落差がすごくて、おもしろい。
逆に言うと一貫したモチーフが聴き取れないので、有名な曲でないんだろうな、ということも思った。メンデルスゾーンの有名な曲には有名な旋律がある。

ティンパニはベンジャミン・フォースター。ハンドルタイプの楽器でキレのある演奏を見せてくれた。メンデルスゾーンで使っていたマレットはヘッドがとても小さく、初めて見るタイプ。新しいのかな?調べてみよ。

<2020/09/11追記>

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