ティンパニの椅子問題

ティンパニって形も音も大きいから、カバンに入れて運ぼうったってそうはいかない。アマチュア団体の練習では公民館とかホールのリハーサル室の楽器を使うことが多いと思うんだけど、そんな時に椅子だけは無かったり、バーで使うようなスツールだったりして腰が超痛い、ということがけっこう起こりがちだ。

打楽器演奏における椅子の重要性については、高名なプレイヤーの方が詳しくご説明されている。 

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もう全部納得、ですよね。

それでも色んな施設に置いてないのが現状だ。実際のところ立奏に親しんでいる方も多く、困らないよ、という考えがあるところで資金を投入するのは難しいのだろう。あと、なんか我慢しがちな打楽器の人の気質というのもあるかもしれない。座る=楽、だから我慢する。その頑張りはいらないよ。

本当は「演奏時における身体と楽器の位置関係」「腕を振るという動作に最適な身体的ポジション」という本質的で重要な要素が座奏を要求するんだけど、そのことを説明しようとすると、個人的に高度な要求をしてきているな、という風に受け取られる。なかなか厄介だ。

そこで、こう思うことにした。これなら分かりやすいと思う。一部の打楽器は、

「高さが決まっていて、手で保持できない」

「足を上げて操作することがある」

つまり、ピアノと同じだ。ピアノには椅子が必要。ティンパニも同じです。

 

まあ、理屈はともかく。

明日からの練習に椅子が無いです、という方は、椅子買いましょう。 

このタイプはどこかで見たことがあるかも知れない。

何がいいかと言うと、座面が折りたためるから持ち運びやすいこと。工夫すればキャスターなんかも取り付けられると思う。私はめんどうだからそのまま運んでるが、一応なんとかなってる。

それから、無段階で高さ調節ができること。段階式の高さ調節だと、微妙に合わなくてリムショットを連発してしまうかもしれない。これならそんな時に具体的対応が取れる。

 

注意が必要なのは、まず、指を挟まないようにする。高さ調節ができる部分が露出しているので、ここは絶対に触らないようにしよう。変な扱い方をしなければ大丈夫だけど。それから、楽器演奏に使うように作られていないので、フォームの都合で後ろに滑っていく傾向がある。足元に滑り止めをするか、下がったなと思ったら元に戻そう。

 

これはとっても便利、でも椅子だけを運んでいる姿はちょっと目立ちますよね。全国の施設がティンパニと椅子、セットで揃えてくれることを祈ります。