【まとめ】「STICK CONTROL」全部やってみた

家から出ない期間が続いている。

よって、実際に打楽器を使っての練習はやりづらいところがある。

そこで、練習台で「スティックコントロール」を全部やってみることにした。

 

 

こんなブログを書いている私だが、スネアの教則本の中では古典的名著とされるこの本、実は今までやったことがなかった。

 

単純に持ってなかったし、学生時代の部活動でもこの本を使っていない。なんとなく内容は知っていたんだけど、放置していた感じだ。

練習はティンパニ中心に取り組んでいたっていう理由もある。

この本との、きちんとしたカタチでの出会いが無かったのだ。

 

  

はじめたきっかけ

5月くらいに、ステイホームチャレンジの流れで打楽器界隈に流行したこの練習。

 

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「Timpadiddle」元コンセルトヘボウ管の首席ティンパニスト、マリヌス・コムスト氏が考案したトレーニングだ。

この動画に出てるのはティンパニの世界的名手ばかり、知ってる人には「アベンジャーズ」とか「エクスペンダブルズ」みたい!スゲー!って感じなんだけど、まあこの界隈は小さい。だから、みんなよく分からないと思う。ティンパニは基本オーケストラにひとりだし。

それでも色んな人が「Timpadiddle」の動画とか譜面を上げてて、この時はちょっとした流行になっていた。

そこで私もやってやんぜ、テンポゆっくりだけど、ってやってみたところ、なんだか練習として有効な感じだ。すこし器用になった感覚があった。で、この内容に近い「スティックコントロール」でもやってみるか、どうせ家にいるしな、と思ったのがはじめたきっかけ。私には少しミーハーなところがある。

 

なんでもいいけど、ティンパニ界ではアイロン台が流行っているのだろうか。どうして動画の皆さんは使っているんだろう…。高さが丁度いいとか、練習台の位置が揃いやすいとか?デイリートレーニングだから身近にあるものを使ったということなんだろうか。分からない。

結局アイロン台は買わなかった。私にはアイロンをかける習慣が無い。 

 

  

【まとめ】ってことで、今までのおさらいをする。

振り返ると、なんか自分の好きなこと言ってるなーって感じだ。大丈夫かこれ。

いちおう念を押しておくと「こうしよう」「こうすると良い」みたいに書いているが、私も一介のアマチュアなので備忘のために書いている側面が強い。

だから、内容は合ってるか分からないので、自分で目にした信頼できる誰かに習っていただきたい。または、自分で考えて、違うと思ったら変えて練習してほしい。

 

1つ打ち(シングルストローク)

この部分だけでこの本を買った価値があると言える、根幹の部分。

 

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基本となる内容なので、ドラムセットに応用したりする人もいる。私の場合だとティンパニの奏法で取り組んだ。

「Timpadiddle」もこの部分の応用で出来ている。とても重要な項だ。

ここだけやってればいいんじゃね?って思ったし、あながち間違ってもない気がする。

でも先に進んでみよう。 

 

2つ打ち(ダブルストローク)、ロール

多くの人が初めの壁と感じるであろう、2つ打ちが登場する練習。 

 

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後半からはロールも出てきますね。 

 

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そして、いったんおさらい。

ここまでの内容はテンポ変えたり強弱つけたりして、日々の練習として取り組むのがよいと思ってる。 

 

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 …なんかヨガやってる。これはすぐに挫折してしまった。

スティックコントロール自体は続けられてよかった。

 

フラム

ここが一番の難関だった。とにかく「多い」。

 

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実際に練習してから更新!!と決めていたので、すごく時間がかかっている。

関係ないけど、ブログも始めたばかりで早く更新したかったのがモチベーションになった。そういう「何か」が無いと途中で終わってしまうのかもしれない。

 

ここを越えて、初めてこの本全部やってみようって思った気がする。

p.15までの内容を繰り返しても充分トレーニングになるし、実際上達は速いのかもしれない。ただ、全部やってみて分かったこともあるので、この「フラム」をやり切って得られた収穫は大きかった。

「フラム」は定期的に練習したい。もちろん全部はやらないが。

 

ショートロール

ここからは短いロールのトレーニング。

 

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ソロはもちろん、オーケストラとか吹奏楽の合奏でも使う実践的な内容だ。

練習しておけば、テンポが動いても対応できるようになりそう。

 

付点のあるリズム

「ショートロール」は最後まで出てくるのだけど、ここで正確に演奏するための練習が入ってくる。 

 

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なんというか、この内容は絶妙なところに入っていて、練習者がアバウトになってしまわないように書かれてる。手順が混み入ってきたことで惰性になってしまうと、練習としての意味が損なわれてしまうだろう。

古典的名著と言われるだけのことはある。よく出来てるのだ。

 

さらに一歩進んだ内容へ

ここから最後までは「Progressions」、改善していくトレーニング。技術を磨くための応用編だ。

 

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そして最後の項。これはついこの間やったばかりだ。

 

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最後には著者のストーン氏の写真が。フォームの安定感がすごい。

この写真は1960年代に撮影されたものだが、垂直に置かれたシンバル類、バスドラムに付いてるウッドブロックから、ストーン氏はスウィング期のドラマーの系譜に連なるプレイヤーであったことが想像される。

ジーン・クルーパやバディ・リッチの時代だ。そりゃ練習になる訳だよ。

 

全部やってみて

やり切った感すごいな…。

夏休みの宿題が今さら終わったという感じ。よくもまあ続いたものだ。

 

一冊の教則本を全部やったのは初めて。いつも途中までになってしまう。

一般的に、教則本って一冊で技術を網羅的に書こうとするから、後半部分が難しくなりすぎる。あんまり使わない技術なんかも出てきたりする。そして技術的に飛躍があると、あと回しにしてしまいがちだ。

その点、組み合わせは難しくなっていくものの、新しい技術が出てこない「スティックコントロール」は全部やるのに適している。

また、本の構造的に、段階を経て上達できるようになってるということも分かった。

これ、全部やった方がいいですよ。フラムもちゃんとやるようにね。

 

実はこのブログを始めるより前から練習しているので、全部やるのに3か月くらいかかった。

少し長すぎるような気もするけど、平均して週2回は練習に使ってこのくらい。

同じ部分を繰り返し練習することもやってきたので、アマチュアの環境だと、まあこのくらいだろう。

正直なところ、これでも終わりが見えてきた段階で少し急いだ。後半は再度ゆっくり取り組む必要がありそうだ。

 

これから

ちょっと「スティックコントロール」に取り組み過ぎた感がある。途中から終わらせるのが目的みたいになってしまった部分もあった。

なので、今度は練習曲をさらっていこうと考えている。技術的課題に当たったら、またこの「スティックコントロール」に戻ろう。内容は分かっているので効果的に使えると思う。なんせ全部やったからね!

 

もうしばらく、家から出づらい時期は続きそう。

堂々と皆で集まって演奏できるようになった時に、この練習が活きてくれたらうれしい。